クボタトラクターの買取相場|型式別の査定価格と高額査定のポイント

クボタトラクタ-KL330

「トラクターといえばクボタ」と言われるほど、クボタは国内で高い知名度を誇る農機メーカーです。

長年使ってきた愛着のあるトラクターを手放すにあたり、「いくらで売れるのだろう」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、クボタのトラクターは年式が古いモデルやエンジンがかからない車両でも、買取価格が付くケースは少なくありません。

国内での根強い人気はもちろん、海外でも需要が高く、中古市場でも安定した価値があるためです。ただし、買取価格は機種や状態によって大きく変わります。

この記事では、SL・MZ・KL・L1・Bといった主要シリーズの相場を型式別にまとめ、査定額を左右するポイントから高く売るコツまで整理しました。読み終えるころには、お手元のクボタがどのくらいの価格帯にあたるのか、見当がつくと思います。


目次

クボタトラクターの買取相場【型式・馬力・年式・状態で大きく変わる】

クボタトラクターの査定価格は、機種によって数万円から300万円以上まで大きな開きがあります。

現行に近いSLシリーズの大型機では300万円台の査定が付くこともありますが、40年以上前のB6000では数万円程度が目安になるケースもあります。同じクボタでも、機種によってこれほど価格差が生じます。

査定額を左右する主なポイントは、「機種」「車両の状態」「売却時期」の3つです。まず重要なのが、機種そのものの価値です。

シリーズや馬力(PS)、年式によって基本的な査定額が決まり、SLやMZのような高馬力で比較的新しいモデルほど高く評価される傾向があります。一方、旧型モデルは価格が落ち着きやすくなります。

次に、車両の状態です。アワーメーターによる稼働時間のほか、エンジンや各部が正常に動作するかどうかも査定額に影響します。

また、キャビンの状態が良好でロータリーなどの純正作業機が付属している場合は、評価が高くなることがあります。

さらに、売却するタイミングも重要です。農繁期を前に需要が高まる時期は、通常より高値で取引されるケースがあります。

なお、アワーメーターとは、自動車の走行距離計にあたる計器です。稼働時間が少ない車両ほど使用頻度が低いと判断されるため、査定ではプラス評価につながりやすくなります。

このように、査定額は型式だけで決まるものではなく、さまざまな要素を総合的に判断して決定されます。

そのため、適正な相場を把握するには、1社だけでなく複数の買取業者に査定を依頼し、比較することが高価買取への近道です。


トラクターの状態で買取価格はどれくらい変わるか

  • 状態が良く、整備の行き届いた実働車:相場の上限や、プラス査定が見込めます。
  • 稼働時間が長い・外装の傷みが目立つ車両:下限寄りの評価になり、旧型では数万円台のこともあります。
  • エンジン不動・故障のある車両:不動車、故障者でも0円とは限りません。クボタは海外輸出や部品取りの需要があり、買取につながる例が多くあります。
  • キャビン付きかどうか:同じクラスならキャビン付きが有利で、中古でも人気があります。

【早見表】クボタトラクター 買取相場の目安

以下の買取相場は、複数の農機具買取業者が公開している買取実績や、中古市場の取引動向(2025〜2026年時点)をもとにした目安です。トラクターの買取価格は、年式や車両の状態、稼働時間、地域、売却時期などによって大きく変動します。掲載している価格はあくまで参考としてご覧いただき、実際の査定額は買取業者へご確認ください。

代表的なシリーズと型式ごとの、買取価格の目安は次のとおりです。

シリーズ代表型式買取価格の目安特徴
SLシリーズSL45約320万円キャビン付き・高年式は高額査定になりやすい
MZシリーズMZ655-QMAXU約255万円高馬力クラスは需要が高い
KLシリーズKL34R約198万円人気シリーズで中古需要も高い
KLシリーズKL270約125万円年式が古くても状態次第で高値が期待できる
L1シリーズL1-205D約70万円古いモデルでも買取対象になる
BシリーズB6000約3万円小型・旧型でも処分せず査定を受ける価値がある

高年式のモデルやキャビン付きの車両、需要の高い馬力帯ほど、高額査定が期待できます。一方で、旧型のBシリーズも海外需要があり、年式が古くても価格がつくケースがあります。


クボタの主要トラクター 型式別の買取相場

ここからは、早見表の内容をシリーズごとに、馬力とあわせて紹介します。馬力や仕様によって査定価格は変わります。

型式シリーズ馬力買取相場の目安
SL45SLシリーズ45馬力約320万円
MZ655-QMAXUMZシリーズ65馬力約255万円
KL34ZCKLシリーズ34馬力約198〜252万円
KL270KLシリーズ27馬力約125万円
L1-205DL1シリーズ20馬力約70万円
B6000Bシリーズ11馬力約3万円

表からも分かるように、馬力が大きく年式の新しいモデルほど、高値で買い取られやすい傾向があります。

特にSLシリーズやMZシリーズなどの高馬力モデルは、新車価格が高いことから中古市場でも比較的高額査定が期待できます。

一方、B6000のような旧型モデルは査定額こそ控えめな傾向ですが、40年以上前の車両でも買取対象となるケースがあります。

「動かないから」「古いから」と処分を決める前に、一度査定を依頼してみる価値は十分にあるでしょう。


クボタトラクターの買取事例【実査定データ】

以下は、農機具買取業者が公開している実際の査定事例です。査定額は、年式や使用時間、車両の状態、地域、査定時期などによって変動するため、掲載価格は目安としてご覧ください。

① クボタ SL45(45馬力クラス) 買取額:約320万円 出典:農機具買取専門店「農キング」様

② クボタ MZ655-QMAXU(高馬力クラス) 買取額:約255万円 出典:農機具買取専門店「農キング」様

③ クボタ KL34ZC(34馬力クラス) 買取額:約198万〜252万円 出典:「クロバト農機買取」様

④ クボタ KL270(27馬力クラス) 買取額:約125万円 出典:農機具買取専門店「農キング」様

高馬力でキャビン付きのSLやMZは、まとまった金額になりやすいことが分かります。中型のKLシリーズも、中古人気の高さから安定した価格がついています。


なぜクボタトラクターは中古でも高く売れるのか

国内シェアNo.1ブランドとしての高い信頼性

クボタは国内シェア約四割を占める日本最大級の農機具メーカーです。「トラクタ-と言えばクボタ」と言われるほど知名度が高く、中古市場でも人気の高いブランドとして安定した需要があります。

1960年には国産初の畑作用常用トラクタ-を発売し、それ以来国産トラクタ-のパイオニアとして長年にわたり実績を積み重ねてきました。

こうしたブランド力と実績が、中古市場でも価値が落ちにくい理由の一つとなっています。

北米・アジアで強い海外市場での需要

クボタは120か国以上で事業を展開し、売上の8割近くを海外が占めるグローバルメーカーです。とくに北米のコンパクトトラクター市場や、東南アジアの稲作地域で高い人気を誇ります。

海外ではガソリンエンジンが主流だった時代に、小型ながらハイパワーと耐久性を両立したディーゼルトラクターとして評価を高めてきました。

発展途上国では1980〜1990年代の旧型トラクタ-も現役で使われており、同じ年式・馬力帯の他社製を上回る価格で取引される例もあります。

国内では需要が少なくなった古いモデルでも、海外では一定の需要があるため、値崩れしにくい傾向があります。

自社製ディーゼルエンジンの耐久性と充実した部品供給

クボタは自社でディーゼルエンジンを開発・製造しており、「壊れにくい」という評価が農家の間に定着しています。実際に、80年代や90年代のモデルが今も多数現役で活躍しています。

全国に販売・サービス網が整っているため、補修部品の入手や修理がしやすい点も強みです。整備や再販がしやすいことが、買取価格にもプラスに働いています。


買取で需要の高いクボタトラクター 主要シリーズ・型式

ここでは、中古市場で人気の高いクボタトラクターの主要シリーズと、それぞれの特徴を紹介します。

SLシリーズ(スラッガー)

SLシリーズは「スラッガー(Slugger)」の愛称を持つ、24〜60馬力クラスの現行に近い主力シリーズです。野球の強打者を意味する名前のとおり、中馬力帯ながら力強い作業性能を備えています。

クリーンディーゼルエンジンと快適なキャビンを採用し、営農支援システム(KSAS)や直進アシスト機能を搭載したモデルもあります。

キャビン付きや高年式の車両は中古でも人気が高く、SL45のように300万円前後の高額査定がつく例もみられます。

MZシリーズ

MZシリーズは、大規模農家や集落営農向けに開発された中〜大型の高馬力トラクターです。大型機で人気を集めたGMシリーズをフルモデルチェンジした「シナジーMZ」として登場しました。

60馬力前後の高馬力帯は需要が高く、流通量が限られるため中古でも品薄になりやすい傾向があります。

MZ655-QMAXUのように、250万円前後で取引される実績もあります。状態の良い車両ほど、高値が期待できます。

KLシリーズ

KLシリーズは、中古市場で根強い人気を誇る中型トラクターです。1990年代に広く普及したGL(グランデル)シリーズの後継にあたり、クボタの地位を支えてきた定番シリーズの一つです。

クイックヒッチや作業機の自動水平制御(モンロー)といった装備が広まった世代で、使い勝手の良さから安定した需要があります。

下取りや買取で予想を上回る価格がつくこともあり、KL34クラスでは200万円前後の実績もみられます。

L1シリーズ

L1シリーズは、1980年代を中心に展開されたLシリーズの一つです。

旋回時に前輪を速く回す「倍速ターン」などを採用したロングセラーで、電子制御が少ないシンプルな構造のため整備しやすいのが特徴です。

年式は古いものの、海外を中心に一定の需要があり、L1-205Dのように数十万円の値がつく例もあります。

「古いから売れない」と決めつけず、一度査定を受けてみる価値があります。

Bシリーズ(ブルトラ)

Bシリーズは、1971年に登場した小型4輪駆動トラクター「ブルトラ」を源流とするシリーズです。

初代のB6000(11馬力)はベストセラーとなり、クボタの名を広く知らしめた歴史あるモデルです。

小型で取り回しやすく、家庭菜園や小規模な農地でも扱いやすいことから、現在も中古需要があります。

B6000のような40年以上前の車両でも、数万円ながら買取対象になる例があります。なお「ブルトラ」の名は、雄牛(ブル)のように力強いことに由来します。


クボタトラクターを高く売る5つのコツ

少しでも高く買い取ってもらうために、押さえておきたいポイントを4つ紹介します。特に四番目の項目は重要です。

①付属の作業機・書類をそろえる

ロータリーなどの作業機や取扱説明書、整備記録などが残っている場合は、査定時にあわせて提示しましょう。

付属品や書類がそろっていると、日頃から適切に管理・整備されてきたことが伝わり、査定でプラスに評価される場合があります。

特に整備記録は、定期的なメンテナンス状況を確認できる資料として評価されることがあります。

②洗浄して見た目を整える

査定前に泥やホコリを落としておくと、担当者へ良い印象を与えやすくなります。

ひと手間かけて清掃するだけでも「大切に使われてきた一台」という印象につながり、評価に良い影響を与えることがあります。

③需要が高まる時期に売る

トラクターは、春や秋の農作業シーズン前に需要が高まりやすい傾向があります。タイミング次第では、通常より高い価格がつく場合もあります。

機械の価値は年式や使用時間の経過とともに少しずつ下がっていきます。売却をご検討中であれば、早めに査定を受けておくと安心です。

④1社で決めず複数社を比較する

少しでも高く手放したいなら、複数の買取店に査定を出すのが何より効果的です。

1社だけでは、その金額が妥当かを見極めにくく、相場より安く売ってしまうこともあります。複数社が競合すれば、同じ機種でも提示額に差が生まれます。

お手元のクボタトラクタ-にいくらの値がつくか、無料一括査定で確かめてみるとよいでしょう。


クボタトラクターの売却方法を比較【どこに売ると高い?】

売却先にはいくつかの選択肢があります。代表的な4つの方法を、。比較しました。

売却方法高く売りやすさ手間古い・故障品特徴
JA(農協)の下取り値が付きにくい買い替え前提で手軽。ただし下取り査定は控えめになりがち。
中古農機具店・地元業者店舗による相談しやすいが、1社のみだと価格競争が起きにくい。
ネットオークション・フリマ状態次第で○〜◎買い手次第高く売れる可能性はあるが、出品・梱包・トラブル対応の手間が大きい。
農機具専門の一括査定輸出ルートで対応可複数社が競合し高値が出やすい。古い機種や故障品にも強い。

手間をかけずに高値での売却を目指すなら、複数の買取業者へまとめて査定を依頼できる農機具専門の一括査定がおすすめです。

業者同士が価格を競い合うため、高額査定が期待できます。また、古い機種や不動車でも、海外への販路を持つ業者であれば買取につながる場合があります。


クボタトラクター買取でよくある質問(FAQ)

故障・エンジン不動の車両でも売れますか?

動かないクボタトラクターでも、買取対象になる場合があります。部品取りや海外輸出向けの需要があるためです。処分を決める前に、一度査定を依頼してみるとよいでしょう。

何年前のモデルまで値段がつきますか?

1970年代のブルトラ(Bシリーズ)でも、値段がついた事例があります。構造がシンプルで修理しやすく、海外でも人気があるためです。年式だけで判断せず、査定を受けてみることをおすすめします。

アワーメーター(使用時間)が多いと売れませんか?

使用時間が長いほど、査定額は下がりやすい傾向にあります。ただ、クボタは耐久性が評価されているため、アワ-メ-タが進んでいるからと言って大幅な減額になるとは限りません。その他の要素も加味した上で、総合的に判断されて買取価格は算出されます。

クボタは他メーカーと比べて高く売れますか?

一概には言えませんが、クボタは国内シェアトップで海外人気も高く、中古市場でも安定した需要があります。同じ年式・馬力帯では、ヤンマーやイセキと比べても高値がつきやすい傾向にあります。最終的な価格は車両の状態や買取時期で変動するため、複数社で比較することが大切です。

売却に必要な書類はありますか?

一般的には、本人確認書類や譲渡証明書などが必要です。取扱説明書や保証書、整備記録がそろっていると、手続きがスムーズに進みます。詳しくは「農機具売却に必要な書類・名義変更」の記事をご覧ください。


まとめ|クボタトラクターは複数社の比較で最高値を狙う

ここまで見てきたように、クボタトラクターは中古市場で安定した強さを持つメーカーです。

国内シェアトップのブランド力、海外での高い需要、そして壊れにくい自社製エンジンが、その評価を支えています。

年式の古い機種や不調のある車両でも値がつきやすいのは、こうした背景があるからです。

最後にポイントを整理します。

  • 相場は数万円から300万円超まで開きがあり、機種・馬力・年式・状態で決まる
  • SLやMZの高馬力・キャビン付きモデルは、高額査定が期待できる
  • KLシリーズは中古人気が高く、予想を上回る価格がつくこともある
  • ブルトラ(Bシリーズ)のような旧型でも、海外需要により買取対象になる
  • そして最も大切なのは、複数社で比較すること

同じクボタのトラクタ-でも、依頼先によって査定額には差が出ます。1社だけで決めるより、複数社の見積もりを見比べたほうが、納得して売却出来ると思います。

無料の一括査定を利用して、お手元のクボタトラクターがいくらで売れるのか確かめてみてください。


農機具を少しでも高く売りたい方へ

査定を依頼する業者によって、買取価格が大きく変わることがあります。
まずは複数の買取業者を比較して納得できる業者を選びましょう。

無料で農機具買取業者を比較

✓ 査定無料 ✓ 出張査定対応

※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載の相場は目安であり、実際の買取価格を保証するものではありません。

クボタトラクタ-KL330

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

SNSはコチラ
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次